幅狭足さんにはオックスフォード靴がおすすめ!
今回は、オックスフォード靴のような紐靴の探し方について。個人的には、ヒールやぺたんこ靴は、冠婚葬祭で軽く履く以上のコンフォートさを持ったものを見つけられなかったので、紐靴を履いています。最近はフラットブームなので、おしゃれなものも多く、ヒールにこだわりがないなら、全然おすすめです。
幅狭や特徴のある足でも、いかにヒールを履くかについては、それこそいくつか指導してくれるお店があるので、そちらを参考にするといいと思います。
なぜ幅狭足さんにオックスフォード靴をお勧めするか
オックスフォードシューズというのは、男性物の革靴でよく見るような、革の紐靴のことを指します。男性物と違って、女性ものだと素材が、コンビだったり、エナメルがあったり装飾的なものが多いかな。
紐靴が、パンプスなどに比べて何が良いかというと、
- 甲を靴が覆っているので、足に負担がかかりにくい
- 紐があるので自分の甲のサイズに合わせ、調整しやすい
- フラットなものは、機能性インソールが入れられるので、そのままでぴったりといかなくても、後で調整しやすい
- 底が交換できるので、修理して長く履きやすい
ということで、一回合うものが手に入れば、修理して長く履けるし、足に故障も起こしづらいです。幅狭足の人は、合う靴がなかなかなくて靴難民になってしまいがちですが、革のオックスフォード靴があれば、数年単位で履けるので、しょっちゅう靴を探さなくてもすみます。私はローテーションしてですが、古いものだと6年くらい修理品があら履いている靴もあります。
選び方
基本は前回のスニーカーの時と同じく、
- 自分の足の正しいサイズ(長さ・幅・土踏まず高さ)を把握して、
- そのサイズがあるブランドを見つけて
- 周辺サイズもまとめて試着して感触をつかむ
という流れです。
長く履ける革靴にするための他のチェックポイントとしては、
- 本革か(合皮の靴は2年くらいで加水分解で壊れてしまう)
- エナメルではないか(エナメルは傷が付くとごまかしにくい)
- 底が厚いか(底が薄いと見た目はいいが、履いていて痛い)
- かかとはしっかりしているか(かかとに芯が入ってないものは長持ちしづらい)
という点を個人的には気にしてます。
幅が狭いブランドでいうと、個人的には、コールハーンが合っています。他、B幅くらいの人だと、イタリア産であれば合うもの多いんじゃないでしょうか。
メンテナンス
買った後のお手入れも大事です。革靴のお手入れのサイトは、大抵男性向けで説明してありますが、婦人靴のオックスフォード靴でも基本的に同じです。クリームで定期的に手入れして、シューツリー入れておけば、長く持ちます。
シューケア・手入れ [男の靴・スニーカー] All About
また、腕の良い靴修理屋さんを見つけると手入れが楽になります。とりあえずミスターミニットでもどうにかなります。オックスフォード靴の場合、婦人靴というより男性靴のメニューで対応してくれます。婦人靴のメニューにはオールソール交換など載ってない場合もありますが、オックスフォード靴であれば、婦人靴でも対応してくれます。
この辺、上のシューケアの方も、修理屋さんも、悪気はないと思いますが、女性は紐靴履かないもののように、無意識にハードル高めてますよね・・・
快適さを高めるための微調整
フラットな靴であれば、ごつめのインソールを入れたり、微調整が効きます。百均でも色々なインソールやパーツが売っていますが、細かく調整したいのであれば、プロ用でも使われている、エムソルドの調整パーツがおすすめです。東急ハンズなどで手に入ります。
(画像はティオフジヤさんからお借りしました」
美観問題
そうは言っても、見た目が・・・というのが、無理してでもパンプス履く人が多い理由でしょうか。最近だと、スニーカーやおじ靴のコーデ提案も普通になってきたので、抵抗は少なくなってきているかもしれないですが。
オックスフォードで華やかな感じにするために、
- キルティタンをつける
- シューレースをリボンに変えてしまう
- スエードxスムーズレザーなど異素材の物を選ぶ
みたいな工夫をしています。
キルティタンとは
キルティタンは、後付けで靴の全面に装着できる飾りで、こうすることで紐靴でもぐっと印象を変えることができます。黒の革靴でも白いキルティタンをつけると、コンビの印象にできて、地味な印象を一新できます。
シューレースをリボンに変更
靴紐をリボンに変えるだけでぐっとフェミニンな印象になります。
スエードxスムーズレザー
エナメルが耐久性上使いづらいのですが、スエードであれば手入れしていくことができるので異素材コンビとして使えます。スエードが入ると随分上品な印象になるんじゃないでしょうか。
(Due passi per washさんからお借りしました)
画像は、ルカグロッシのコンビシューズ。オックスフォードではないですが、感じはつかめるんじゃないかと思います。
みなさんが、快適な靴生活を送れますように!
細幅足のスニーカー探し
先日スニーカーを新調したのもあって、足の幅が狭い人向けのスニーカー探しのコツや、途中で遭遇する困難やそこからの打開策を綴ろうと思う。
なお、ここでいう足の幅が狭い人というのは、足の幅(ワイズ)がC以下の人を指す。そのサイズだと、専用の幅のモデルを買わないと、靴の中で足が滑って、靴を履くのが苦痛である。冗談じゃなく。
シューフィッターのいる店は、残念ながら普通幅のユーザー向けである
筆者は、古参のインターネットユーザーであって、インターネット上の掲示板での細幅靴探しの議論には一通り目を通している。そこでの常識、また、一般的に靴選びについて言われている常識としても、シューフィッターのいる店にいけば、靴探しの困難さが減ると言われている。
結論としては、シューフィッターがいる店に行っても、問題はあまり解決しないことがわかった。というのも、シューフィッターができることは、測定して、普通サイズの足にだいたいあった靴の微調整を行うことだけだからである。もしあなたが、普通サイズの足を持ってないなら、調整のしようがない。
また、余談だが、シューフィッターの多くは、個人で商売しているだけあって、頑固な人が多い。大抵の足であればうまく行くノウハウを、マジョリティではないあなたの足にも試し、結果がうまくいかないのは、前提条件が間違っているだけであるのに、あなたがシューフィッターである自分を信じていないからだ、というような態度で接してくることもあり、嫌な目にあうこともある。一般人向けのシューフィッターに多くを期待してはいけない。
文明の利器に頼ろう:デジタル測定とオンライン通販サイト
対応策としては、ここ5年くらいで発達した、新し目のサービスが助けになった。シューフィッターを頼る代わりに、最近のスニーカーのメーカーの直営店は、デジタルでの専用の足の測定器を用意している。都内であれば、例えばニューバランス原宿店は用意がある。
company.newbalance.jpこうしたところを使えば、無料で足の実際のサイズと幅、土踏まずの形、それからどの形のスニーカーが合うかを、客観的な情報を持って説明してもらえる。幅狭の足だと、しばしば、シューフィッターがいるような無駄に高く、デザインもイマイチなコンフォートシューズを買わされる目に遭うことがあるが、ここではそういう心配は無用である。
そもそも、自分の幅に合っている靴を揃えている店を知るのが大事
先ほど、シューフィッターは、普通幅の足でないと、役に立たないと述べたが、そもそもその靴屋で取り扱っているラインナップの中に、自分の幅に合うものがないならば、いかにシューフィッターがいようがあまり意味がない。
ニューバランスでは、普通幅の2E以外にも、D幅、数は少なくなるが、B幅を取り扱っているので、C幅程度であればマッチするものが見つけやすい(B幅以下になると、筆者としてもどこが取り扱うのか未知である)。店員の方に尋ねれば、どの靴が狭いかをちゃんと案内してもらえる。
なお、ナイキもB幅があるが、直営店でも店側での区別がないようであった。
それ以外でも、アメリカあるいは、ヨーロッパ出身のメーカーであれば、かの国の人々は幅狭から幅広まで多様な足の人間がいるため、日本出身のメーカーより選択肢が広いことが多い。なお、婦人靴の紐履であれば、経験上、コールハーンが比較的細い。
オンライン通販サイトで、選択肢を増やそう
リアルな店舗だと、細幅の靴の取り揃えは限定的であるが、オンライン通販サイトを使えば、マジョリティ向けでない選択肢も幅広いものが探せる。
幅を指定してスニーカーが探せるサイト
例えば、ロコンドでは、靴幅を指定してスニーカーを絞り込むことができる。
こうしたところを利用して、幅が狭い靴を一気に見つけ出すことができる。
レビューを活用する
幅が狭くて気に入った靴の品番がわかったら、品番で検索して他の通販サイトを見ることで、実際に狭いかどうか(レビューで狭すぎる、小さすぎる、と言われている靴があなたのための靴である)、またお得に買えるかどうかも調べることができる。ロコンドでも返品は無料であり、またアマゾンのプライムワードローブを利用しても返品は無料である。さらにこちらだと、後払いなため、お試しだけで返品する場合は、一度お金を払い込む必要もない。
以上が、筆者が体験した上での、幅狭足でスニーカー探しをスムーズに進めるコツである。これまでの常識と違い、靴メーカーの直営店の知見がデジタルによって向上しているので、シューフィッターなどの専門を介さなくても最適な靴が見つかるようになったと感じている。
靴の探し方で困っている方の何か助けになれば幸いである。
本ブログについて
本ブログは、足の幅が狭くて靴探しに苦労した筆者が、経験から得たノウハウを、細幅足の人向けに記載していくブログである。
筆者の足
- 幅C。
- スニーカーで24cm。
- スポーツをやっていたせいで、足の船上骨が出てたりして、構造上弱い。